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母性健康管理に関する用語辞典

つわり

食欲不振、吐き気、嘔吐などのつわり症状は、環境や精神的要素が大きく作用し、特に強いにおいや換気不足、高温多湿、騒音などの作業環境や強い緊張を要する作業などによって悪化しやすい。頻回に嘔吐を繰り返すと、脱水、体重減少など妊娠悪阻へと重症化するので注意が必要である。個人差も大きいので、臨機応変な対応が望ましい。

(注)体重が1週間に2kg前後減少した場合、または尿中ケトン体が陽性の場合、妊娠12週以降も症状が残る場合には、重症化のおそれがある。
【措置】
勤務時間の短縮
●この場合例えば一律に2時間短縮という形ではなく、症状に応じてその都度休憩時間を付与し、1日合計2時間程度までとするといった対応の方が効果的な場合もある。
●症状緩和までの一時的な休憩や少しずつしか食べられない場合など補食のための時間を認める等の配慮が望ましい。
●ラッシュアワーを避け、時差出勤が必要となる場合もある。
●強いにおい、換気が悪い、高温多湿、騒音などの作業環境によって症状が悪化する場合には、作業制限や一時的な配置換えも必要となる。
●受動喫煙防止対策を講ずる。
【自覚症状】
つわりは自覚症状が主体で、特に早朝や空腹時、上述のような環境等で出現しやすい。人に言いにくく我慢する場合があるが、あまり無理するとよくない。
【特に注意すべき作業例】
強いにおい、換気不足、高温多湿、騒音などの環境での作業(調理員等食品を扱う業務など)、長時間拘束される作業や強い緊張を要する作業(窓口での接客業務など)
【症状が起こりやすい時期】
一般に妊娠5〜6週の頃から出現し、妊娠12週頃には消失していく場合が多い。
【時間外勤務】
症状が重ければ原則として不可
【交代制勤務】
深夜・早朝など症状の悪化しやすい時間帯は制限

*出典:女性労働協会「母性健康管理ガイドブック」

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