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母性健康管理に関する用語辞典

腰痛症ようつうしょう

ここでいう腰痛症とは、椎間板ヘルニアやその他の脊椎疾患がなく発症する腰痛である。妊娠中は子宮重量の増加による体重の増加やホルモンの作用により腰痛が発症しやすい。腰痛は、腰部に負担がかかる姿勢で長時間作業を行う時に発症しやすいが、腰部の負担は前屈みの姿勢をとるときに最大となり、長時間の立位・座位の同一姿勢でも大きくなる。また重量物を扱うことも腰部への負担を大きくする。

【措置】
長時間の立作業、腰に負担のかかる作業、同一姿勢を強制される作業の制限
●重量物を扱う作業については配置転換を行う。通常の妊娠時であっても重量物取扱い作業は禁止されるが、概ね断続作業10kg以上、継続作業6kg以上の荷物を取り扱う作業は禁止する。また症状に合わせてより制限を強くする必要がある。
●重量物を取り扱う作業でなくても、前屈みになることが多い作業では軽易な作業への転換を図る。しかし前屈みになる作業を少なくすることは、妊娠に関わらずすべての労働者に対する作業管理としても有効であるため、作業台の高さや作業方法を改善することにより作業の改善そのものを実施することが望ましい。
●労働負担の軽減を図る方法には時間短縮も含まれるが、その際は一律に作業時間を短くするより、横になって休める設備を用意し、勤務時間の途中(1時間おきに5分程度など)に休憩を入れることも効果的である。
【自覚症状】
腰痛として自覚される。
【特に注意すべき作業例】
長時間の立作業(調理員、販売レジ係、工場でのライン作業、美容師など)、同一姿勢や前屈みを強制される作業(保育士・看護師・介護職、車の長距離運転手など)、重量物を取り扱う作業(物品の集配など)
【症状が起こりやすい時期】
妊娠後半期に発症しやすい。
【時間外勤務】
原則として不可
【交代制勤務】
上記のような配慮ができれば可

*出典:女性労働協会「母性健康管理ガイドブック」

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